クリティカルシンキングをご存知ですか?
クリティカル・シンキングとは「本当にそうなのか?」とあらゆる情報に対して批判的に思考し分析する習慣のことです。
逆に、すべての情報を「無批判で」受け入れる思考習慣が身についている人は、クリティカルシンキングが欠如しています。
クリティカルシンキングと疑り深い性格の違い
クリティカルシンキングとは、全ての情報を否定する思考習慣ではなく、「なぜそうなのだろう?」と一歩引いて自分の頭で考える思考習慣です。
なんでもかんでも自分のもっている価値観を元に批判的な思考に陥るのは単に「疑り深い」性格なので、クリティカルシンキングではありません。
自分の価値観という「色眼鏡」なしで、情報を一歩引いて自分の頭で考える思考習慣がクリティカルシンキングなので間違えないでください。
クリティカルシンキング性格の持ち主だった織田信長
織田信長は間違いなくクリティカルシンキング性格の持ち主でした。
「金で兵を雇う」施策を10代から実行し、周囲の重臣が激しく制止し織田信長から離れていっても一貫して主義を通してきた織田信長が天下統一できたのはクリティカルシンキングを若い頃から持っていた証拠です。
織田信長の強さは、常識とされていた風習や習慣をクリティカルシンキングし、「本当にそうなのか?」と自分の頭で論理的に分析したからです。
金で兵を雇う以外にも、楽市楽座や関所の廃止による「ヒト・モノ・カネ」を城の近くに呼び寄せ城下町を作った経済政策などもクリティカルシンキングによってもたらされています。
織田信長の名言とクリティカルシンキング
織田信長は「絶対は絶対にない」という名言が伝えられていますが、まさにクリティカルシンキングから出ている名言です。
習慣や風習をクリティカルシンキングする思考習慣ができている織田信長は、家臣達がクリティカルシンキングではないことを嘆いていたはずです。
「絶対は絶対にない」という言葉を発することで、家臣たちにもクリティカルシンキング習慣をつけさせたかったのではないでしょうか。
クリティカルシンキングまとめ
クリティカルシンキングは戦国時代をほぼ終わらせ、今の日本の礎を作ったとも言える織田信長が習慣としていた思考方法です。
私達の周りにはテレビやインターネットの情報が溢れ、そのまま受け入れる思考習慣では怖い状況です。「本当にその情報は確かなのか?」を自分でクリティカルシンキングする必要があるかもしれません。