織田信長は残酷で非常な性格だったという認識がひとり歩きしていますが、家来(部下)に対しては身分や出身にとらわれずチャンスを与え、適切な評価を与え家臣からの人望があった人物でした。
足軽出身の豊臣秀吉を登用しチャンスを与え続けた話は有名ですよね。
そんな織田信長が残した言葉が、世知辛い世の中で「1年以内に」転職を考えている人に考えてもらいたいと思ったのでお伝えします。
仕事は自分で探して、創り出すものだ
与えられた仕事だけをやるのは、雑兵だ
織田信長が上記の言葉を残したエピソードがあります。
「ちょっとこい」と小姓全員を用もなく呼び出すも、何も用事をいいつけずに戻るように指示した織田信長。
何度か同じようなやりとりをしていたところ、呼び出された後に落ちていたゴミを拾って戻ろうとした小姓に対し「仕事とはそういったことだ。自分で創りださないといけない」と伝えた言葉だと言われています。
織田信長が「仕事は自分で探して、創りだすものだ」に込めた思い
織田信長が描いていたシナリオは天下統一でしたので、織田信長自身で行える活動はどうしても限られてきます。
例えば、天下統一を目指すとどこかで戦を仕掛ければ相手から弱い部分を突かれることは想像できるので、必ず同時多発で各地で戦が起きます。
そのときに織田信長自身が全ての戦を指揮することは絶対にできず、自分で戦局を見極め最適な采配ができる家来を育てる必要があります。
織田信長はそのために、「どうすれば家来が自分で考えて行動できるようになるか?」を本気で考え、結果仕「事は自分で探して、創りだすものだ」という名言が生まれたのでしょう。
転職を1年以内に考えてるあなたは何をすべき?
織田信長の言葉を紹介したいのは「1年以内には退職して転職するつもり」のあなた。
今の仕事はきっとつらく、上司の評価も正当じゃないと考えていると思いますが、少しだけ「仕事を自分で探し創りだしてみる努力」をしてみてはいかがでしょう?
というのは、「課題を見つけ自分で仕事を創りだすことができる人」は周囲の評価が上がりますし、何より仕事をしているあなたが楽しくなってくるはずです。
言われてやる仕事と、自分で考え出した仕事とは面白みが段違いです。
仮に転職することになったとしても、多くの会社で自立型の人材は【喉から手が出る程ほしい人】になるはずですし、面接などで事前に調査していたことを元に「こういった課題があると仮定すれば、私はこのような仕事を創りだし課題を解決するために取り組みます」という話ができるかもしれません。