ニュースで初めて「ビットコイン」を知った方も多いと思います。
どんな仕組みで何が問題なのか、簡単にまとめてみました。
分かりやすいビットコインの仕組み
ビットコインとはインターネット上の仮想通貨です。
普通のインターネット仮想通貨との違いは2つあります。
1 お金の裏付けがない
2 日々価値が変動している
最近では一部の投資家が資金を投資したため、ビットコインの価値は高騰し続けていました。
Suicaなどの電子マネーは、事前に入金することで初めて価値を持つ。これに対し、ビットコインはお金の裏付けがない。高度な暗号技術で複製を防いでおり、希少性が資産としての価値を生んでいる。その意味では通貨というより、希少な金属としての価値が評価される「金」に近い。
お金の裏付けがないことが、良い面と悪い面をもっています。
ビットコインの生い立ち
ビットコインの仕組みに詳しい慶応大学の斉藤賢爾特任講師は、「現実社会で、お金がいわば無尽蔵に生み出されてしまうということに対して懸念している人たちが、ある一定の数までしかお金を作れないようにする必要があると考え、ビットコインを作りだした。今のお金の仕組みではない、ほかの仕組みが今後広く使われていく可能性はある。」と話しています。
出典:NHK生活情報ブログ 広がる仮想通貨"ビットコイン
要するに、国を特定しない新しい通貨です。
発行枚数が限られている点が実在の通貨との違いですね。
そのため、値崩れしにくいと考える投資家が増えたため、相対的な価値が高まっているようです。
ビットコインを使う場所
インターネットショップはもちろん、最近では実際の飲食店などでも使えるようになっています。
拡大の流れは、日本でも見受けられます。東京・六本木では、食事代をビットコインで支払うことができるレストランも現れました。メニューの料金は円で書かれていますが、会計する時のレートで、スマートフォンを使ってビットコインでの支払いが可能です。レストランによりますと、クレジットカードに比べて、手数料が安いのも魅力だということです。ビットコインの取引所によりますと、いまや、世界、数百万人が利用し、その市場規模は、1兆3千億円(12月5日時点)に達していると言います。
出典:NHK生活情報ブログ 広がる仮想通貨"ビットコイン
通貨の一つとして利用できるようになっています。
ビットコインの問題
ビットコインには価値の保証がないだけに、一度信用を失えば、すべてが消えて無くなってしまう危険性もはらんでいます。その時、誰かに責任を問うこともできません。ネット上の通貨に詳しい日本総研の宮脇啓透研究員は、「ビットコイン自体に価値の裏付けがないので、規制されたり、事件が起きたり、急に店舗で使えなくなったりすれば、暴落するリスクも十分にある。発行主体がないため、もし不測の事態や不具合が起こった際に、誰にも責任が問えないという状況にあるのではないか」と話しています。
出典:NHK生活情報ブログ 広がる仮想通貨"ビットコイン
お金の裏付けがないので、完全に信用で成り立っています。
国の貨幣も経済状況などで変わりますが、実際の経済活動で目に見えて信頼が担保されるのが違いますね。
ビットコインの仕組みまとめ
ビットコインは分かりにくいですが実在の「通貨」と同じ価値をもっています。
ただ、国や経済といった実在するものが背景として発行された通貨ではないので、安易に考え投資するのは止めた方が良いと思います。
簡単にお金を稼げるものは、簡単にお金を失いますので、、