転職を考えたときに避けて通れないのが「職務経歴書」。
ネットから直接応募できる企業が増えていますが、一番最初の審査でフルイにかけられるのが職務経歴書です。
そんな大事な職務経歴書ですが、採用する立場からすると「もっとこうやって書いてくれれば」と感じることが多くもあります。
採用する立場でどんな職務経歴書を求めているか、まとめてみます。
採用する立場で求める職務経歴書
職務経歴書は転職採用で一番大事にするものです。
正直な所、履歴書の重要度はそれほど高くはありません。
中途採用をしている理由は即戦力を求めているからなので、職務経歴書を見て「すぐに一緒に仕事ができそうだ」と判断したときに面接させていただきます。
そうなると、職務経歴書には「自分が仕事を通して実現してきたこと、乗り越えてきたこと」などが書かれていると判断しやすいです。
逆に、単なる「仕事の経歴」をたんたんと書かれているものは見る気が失せますのでやめてほしいですね、、
職務経歴書の書き方ポイント
PRするような職務経歴がない
よくありそうなのが、「ただの事務職だから今まで特別なことをしてきてはいない。だから職務経歴書に具体的な内容を書くのが難しい」といった方です。
これは考え方や視点を少し変えれば具体的な案が出てくるはずです。
例事務仕事の中でもエクセルを使って精算書を毎月作っている場合を例にあげます。
・エクセルで毎月ほぼ固定の企業に対して精算書を作成していたけれど、手作業が多くたまにミスが発生してしまった
・これは仕組みで解決できると考え、簡単なエクセルの関数を新たに作りミスが少なくなるような取り組みを行った
このような事実があれば、「エクセルを利用した実務で業務効率化に主体的に取り組み、結果としてミスを減らすことに繋がった」など記載することができます。
「こんなの当たり前のことでしょう?」と自分では思っている多くのことが、実はきちんと伝えることで輝きを放つことがあります。
職務経歴書にどこまで書いていいか分からない
極端な話、何を書いても構わないと思います。
学校のテストではないのですから、相手が見やすく理解されやすいものであれば、どのような形で何を書いても良いと私は考えています。
自分の個性を出す場所が職務経歴書として考え、その個性と合った会社を逆に選ぶために職務経歴書を活用してみてはいかがでしょうか?
例えば分かりやすく伝えるために、強調したい部分を赤字や大きな文字で書いた職務経歴書を作成したとしましょう。
フォーマットに厳格できちんとしたものを求めている企業では受け入れられないかもしれません。
逆にそういった取り組みを「相手のことを思って自分の頭で考えられる人だ」と受け取る会社もきっとあります。
まとめ
職務経歴書の多くが「お行儀が良い」ものです。
ぱっと見た印象で光るものがあまりない、無難なものばかりなんです。
残念ながらまわりと変わらない職務経歴書の場合、勤続年数や転職回数などである程度判断しなければならず、その人の本当の姿を見ることがありません。
是非とも自分を出した経歴書を作成し、転職活動を成功させて欲しいです。