ゲームはほとんどしないので名前くらいしか知らなかった「信長の野望」ですが、最新版の【信長の野望 創造】が歴史の動きを把握するのにも役立ちそうなので紹介します。
信長の野望とは?
信長の野望は、今年で販売開始から31年を迎える「コーエー(現在はコーエーテクモゲームズ)」が開発した歴史シミュレーションゲームのシリーズものです。
「信長の野望」のゲームシステム
信長の野望は、戦国大名の一人になり、自国の内政で国力をつけ合戦を行い戦国の世を平定するゲームです。
主なゲームスタイルとしては、プレイヤーは戦国大名として、内政、外交、合戦など、さまざまな施策を行います。
すべての基本は内政にあり、内政を行って領国を豊かにしたり、軍団を強化していくことで外交や合戦が行えるようになります。
実際の史実でも、織田信長も兵を金で雇う施策を絶え間なく行い、そのための金を増やすため楽市楽座や関所の廃止といった自由貿易に力を注いでいました。
「信長の野望」の面白さ
初期の2作品だけはゲームプレイヤーは織田信長しか選べず、桶狭間の戦いから本能寺の変までの時期をシミュレーションするゲームでしたが、それ以降は各戦国大名を選べるようになっています。
最近では、戦国大名の家臣も選べることができるので、下克上がいたるところで起きていた戦国時代の史実に基づいた動きができるゲームです。
特に面白いのが、合戦での戦術よりも政略や戦略を重視したゲームなので、より戦国時代の背景を楽しむことができるところです。
織田信長ももともと、兵力として弱い金で雇う兵にお金を注いでいて周囲からは非難が飛び交ってましたが、「いつでもいつまででも戦える」という利点で天下統一に突き進んだ背景があります。
【信長の野望 創造】が特にすごい3つの理由
「フリークエスト」システムを採用している
フリークエストシステムとは、全国統一という目標の間に生じる「解決しなければいけない小さな課題」です。
「フリー」なので、やるもやらないもプレイヤー次第ですが、実施するとより史実に沿ってゲームを楽しむことができます。
クエストには大きく分けて3種類「大名録」「武将録」「戦況録」があります。
「大名録」大名クエストといわれるも主要な大名家に用意されているもので、史実に基づいたシナリオが豊富に準備されています。
織田信長の場合、「桶狭間の戦い」「美濃攻略」などのシナリオが豊富に準備されているので、織田信長ファンにとってはかなり楽しめるものではないでしょうか。
「武将録」は武将個人の逸話や,人物にクローズアップしたクエストです。
「戦況録」は汎用クエストで、「ゲームシステム上,国がこういう状態になったから,こういうことをしましょう」という,システムからの提案的なクエストです。
戦国時代の街並みが成長していく過程が分かる
戦国時代の日本を美麗な3D(立体)の1枚マップで再現し、ズームによって自由に視点を切替えることで、発展する城下町や四季の変化の美しさがよりダイナミックに感じられます。
まとめ
ゲームはあまり好きではない方でも、【信長の野望 創造】は織田信長のシミュレーションゲームを30年以上作ってきたコーエーテクノシステムズが30周年記念として作った織田信長ゲームです。
練りこまれた史実感は、一度プレーする価値があるのではないでしょうか?