フランクリンプランナーを10年以上愛用していますが、今だに試行錯誤している部分が多いです。
それは、「価値観や目標は少しずつ形を変える」から。
ある時点で計画したことは必ずしも半年後も同じレールに沿って走れる訳ではありません。
フランクリンプランナーの力を最大限出すには、少しの工夫が必要です。
価値観と目標を元に一週間コンパスを作る
フランクリンプランナーを使う上で一番大事なのは、時間をかけて作成した価値観と目標を元に「一週間コンパス」を作ること。
一週間コンパスは自分の「役割ごと」に一週間の実現したい目標を作るためのツールです。
わたしの場合、毎週日曜日の朝に時間をとって一週間コンパスを作ります。
だいたい1時間から2時間くらいは作成に時間を確保しますが、単に一週間の予定を作る訳ではありません。
最終目標と設定している長期目標に対してどの場所にいて、今週やることでどのように目標へ近づけるかを考えます。
7つの習慣で時間をかけるべきと表現されている重要だけど緊急でない「第二領域」が一週間コンパスに書く内容になります。
よくある間違い
このように書くと「長期目標すべての項目を一週間コンパスで網羅する必要があるのか」と納得してしまうかもしれませんが、決してそうではありません。
あくまで「今週一週間で実現できること」をできる範囲で書いてください。
実はわたしも「一週間コンパスには全てを網羅しなければ」と考えていた時期があるので分かりますが、一週間で第二領域の時間を確保することはなかなか難しいです。
多くの目標を立てていたとしたら、そのほとんどがちっとも前に進まないことでしょう。
大きな長期目標をいくつも立てていたとしたら、同時並行で進めることは難しいです。
なので、一週間コンパスでは「できるだけ早く実現したい」「今やれる」ことを中心に作ることが大切になります。
私の工夫
一週間コンパスには「役割」ごと記載するようになっていますが、役割に固執することなく「カテゴリー」で記載して良いでしょう。
わたしは無理に役割を設定せず、例えば「自己成長」「健康」といったカテゴリーごとに設定しています。
実現したい目標を考えると、無理に役割に落としこむ必要はありません。
違和感を感じたら目標を見直す
フランクリンプランナーを使い週間コンパスを毎週設定していると、どうしても違和感が出てくることがあります。
例えば、「夫・父親」としての長期目標が「子供との会話が十分にある」だった場合に、一週間コンパスで「子どもに絵本を読み聞かせる」と設定したとします。
先週も同じ一週間コンパスを設定したけれど、絵本にはあまり興味がなくボール遊びの方が楽しそう。
こういった場合は、長期目標を「子供と十分スキンシップがとれている」と変更したほうが良いかもしれません。
何となくの違和感が「目標修正信号」だと考えてください。
まとめ
フランクリンプランナーは優れた目標管理ツールですが、目標や役割に束縛されすぎると本来のちからを出し切ることはできません。
本当に人生を良くしたいとかんがえるなら、一週間コンパスの計画を立てる際、目標や価値観も共に見なおしましょう。