「プレバト」というテレビのバラエティ番組で「50文字で行きつけの店の看板料理を伝えましょう」というお題がありました。
ゲストの芸能人が思いを込めて紹介していましたが、先生役の「町田健」さんがばっさり。
50文字で表現するのはコミュニケーションと文章表現の良いトレーニングになると直感したのでまとめてみます。
プレバトでの例
ちゃんと見たのは確か陣内智則さんだったと思います。
洋食屋さんでステーキが乗っているような鉄板にハンバーグとコロッケ、スパゲティなど5品ほど乗っているボリューム満点のメニューを紹介されてました。
文章は忘れましたが、表現に凝っていたように覚えています。
町田健先生はこれに対し「必要な情報が書かれていない」と一蹴。
ほとんど書き直しされていました。
50文字に含めるもの
50文字というのはトピックスの数でいうと5,6個程度しか表せません。
限定された文字数で何かを表すときには、「相手に伝えるべきこと」を明確にして過不足なく入れることが大事だと町田健先生はおっしゃってました。
当たり前のことですが、普段意識することは少ないので実際に行ってみると難しいです。
50文字トレーニングの例
このブログタイトルでもある「織田信長」について50文字で表してみます。
対象者は「織田信長のことを知らない小学4年生の女の子。歴史についてそれほど詳しくは知らない。忍者が主役のTVアニメを見たことがあり、昔の日本では武士や忍者がいたことは知っている」
という設定にします。
織田信長について50文字まとめ
「各地で戦が起こり混乱していた日本をほぼ統一し、現代日本の原形を作った今から400年ほど前の人物」
47文字です。
50文字まとめの感想
対象者を小学4年生としたので詰め込みたい内容を削ぎ落とすことになりましたが、結果として自分としてはとても分かりやすく本質を伝える文章ができたと感じます。
50文字トレーニングのメリット
メリットは「おぼろげに考えていたことの明確化」だと感じます。
おぼろげに織田信長について常日頃考えていたことが、「50文字で小学4年生に伝えなければならない」という制限があることでシャープに研ぎ澄まされました。
「金で兵を雇う」を徹底したことで天下をほぼ手にした織田信長ですが、達成したことを説明しようとしたらその内容は不要。
結果として「天下をほぼ手にし、現代日本の原形を作った」という部分が残りました。
まとめ
50文字で「伝えたい内容をまとめるトレーニング」はビジネスの現場でも使える方法だと感じます。
後輩育成の現場でも、伝えてきた内容が分かりにくい場合は「50文字でまとめて伝えて」とそれとなくトレーニングを実施しても良さそうです。