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【竹中半兵衛】織田信長が認めた天才軍師

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竹中半兵衛

NHKの大河ドラマ軍師黒田官兵衛の中でも重要な役割を果たすはずの「竹中半兵衛(竹中重治)」はどんな武将だったのか、エピソードを交えてお伝えします。

ちなみに、「軍師官兵衛」での竹中半兵衛のキャストは谷原章介さんです。

谷原さんは優しい表情の方なので、「容姿が女性のよう」と言われた竹中半兵衛役にぴったりかもしれません。

天才軍師竹中半兵衛とは?

稲葉山城を1日で乗っ取り、織田信長も認めた才覚

竹中半兵衛ははじめ斎藤氏に仕えていましたが、竹中半兵衛の容姿が色白で女性のようだったために斎藤龍興に馬鹿にされることが多かったそうです。

竹中半兵衛はそれに怒り、稲葉山城を乗っ取って斎藤龍興を追い出します。

ただ、これは斎藤龍興をギャフンと言わせるために行ったことで、すぐに稲葉山城を斎藤龍興に返しています。

このとき、織田信長から「城を渡せば美濃半国をやる」という手紙を受けた竹中半兵衛は、「自分の利のために行ったのではありません。酒や女に溺れた殿の目を覚まさせるためにやった」と交渉を蹴ります。

ただ、自分を認めてくれることがない人間に仕えることはできなかった竹中半兵衛は、近江の浅井長政の部下となります。

織田信長ではなく豊臣秀吉に仕える竹中半兵衛

織田信長が稲葉山城を攻め落とし斎藤氏が滅像した後、竹中半兵衛の能力を買っていた織田信長が部下にならないか?と誘いがくるも、それは断る。

ところが、使者としておとずれた豊臣秀吉(木下秀吉)の人柄にほれた竹中半兵衛は、浅井長政の元をはなれ豊臣秀吉に仕えることになりました。

豊臣秀吉の軍師となった竹中半兵衛は、姉川の戦いや長篠の戦いなどで豊臣秀吉が手柄をあげるサポートをしました。

1577年には中国攻めの司令官に任命された徳川家康といっしょに出陣し、そこで黒田官兵衛と知り合い、ともに豊富秀吉を支えていくことを約束したのでした。

天才竹中半兵衛のエピソード

そんな中、織田信長の部下だった荒木村重がむほんを起こします。

黒田官兵衛が説得にいくものの逆に捕まり、地下の牢に閉じ込められてしまいます。

織田信長は、いつになっても戻らない黒田官兵衛を荒木村重側に寝返ったと判断し、人質にとっていた黒田官兵衛の長男松寿丸(のちの黒田長政)を殺害するように指示しました。

ところが、黒田官兵衛が裏切ることは絶対にない、と考えていた竹中半兵衛はにせの遺体を織田信長に差し出し、松寿丸(のちの黒田長政)を助けました。

黒田官兵衛が救出され戻ってきた時、織田信長は「なんて馬鹿なことをしてしまった、、」と悔いていたそうですが、竹中半兵衛の機転で松寿丸が無事であったことが分かると、とても喜んだと言われています。

竹中半兵衛は黒田官兵衛が救出されたときには、残念ながらこの世を去っています。

いくつもの天才的軍師としての働きがあったと言われていますが、その詳細な情報は残っていません。

天才軍師はそこまで計算して行動していたのかもしれませんね。

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